Googleの次期「Pixel」スマートフォンに搭載される可能性があるコンポーネントについて、早くも手がかりが登場した。それはLG製の有機EL(OLED)ディスプレイだ。
韓国のElectronic Timesが現地時間4月9日に報じたところによると、Googleは、LGのディスプレイ事業に少なくとも1兆ウォン(8億8029万ドル)を出資し、OLEDディスプレイの生産能力を強化しようとしているという。
Googleが2016年末にリリースした第1世代のPixelスマートフォンには、OLEDディスプレイが5インチのモデルと5.5インチのモデルがある。Pixelは高い評判を獲得したものの、本体の製造に必要なディスプレイが供給不足の状態で、まとまった量をいつでも簡単に調達できるわけではない。そこで、GoogleはOLED技術への投資によって将来の供給不足を回避しようとしていると報じられている。
LG Displayは、OLEDに対する投資のほとんどをテレビ用大型ディスプレイの製造に向けている。だが、Googleからの出資があれば、小型から中型のOLEDディスプレイ専用の製造ラインを設置して、次回からは確実に供給量を増やせるはずだ。また、Googleが同社の必要とする数のディスプレイを調達するときに、Google向けの生産を確実に優先してもらえる。
この件についてGoogleとLG Displayにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス