Amazonは米国時間4月3日、クレジットカードやデビットカードを持っていないユーザーが同社のEコマースサイトを利用しやすくするためのサービス「Amazon Cash」を米国で提供開始した。
Amazon Cashを利用するには、Amazonからバーコードを取得する。このバーコードは、テキストメッセージによってアクセスするか、プリントアウトして使うことができる。このバーコードを加盟店舗に持っていき、お金と一緒にレジ担当者に渡す。するとレジ担当者はその金額を、ユーザーのAmazon残高に追加してくれる。
加盟店舗には現在、CVS Pharmacy、Speedway、Sheetz、Kum & Go、D&W Fresh Market、Family Fare Supermarkets、VG's Groceryなどが名を連ねている。
同サービスは無料で利用でき、1回の入金額は15~500ドルの間でなければならない。入金額は直ちに使用可能になるはずで、「Amazon」モバイルアプリの通知を有効にした場合は、Amazonからの確認通知が電子メール、テキストメッセージ、またはプッシュ通知によって送られてくる。
Appleの最高経営責任者(CEO)は、「Apple Pay」などのサービスによって「現金は消える」だろうと述べていたが、米国の一部の人々はまだ現金に頼っている。TechCrunchが報じたように、連邦預金保険公社(FDIC)の集計データによると、2015年には900万世帯が「unbanked」、つまり当座預金口座や貯蓄預金口座を持っている人がいない世帯だという。それ以外にも2450万近くの世帯が「underbanked」(銀行口座を持っているが、銀行システム外のサービスも利用している世帯)だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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