インターネットは、闇に包まれた恐ろしい場所になることも多い。そして、それがさらに悪化しようとしている。
新たな報告書によると、サイバー空間は自由かつ知的にアイデアをやりとりしたり話し合ったりできる場としての可能性が損なわれてきているという。社会科学や文化的トレンドの分析を専門とするシンクタンクPew Research Centerが米国時間3月29日、そうした報告書を公開した。
オンラインの腐敗の根本原因に驚きはない。専門家らは報告書の中で、荒らしの増加や、虚偽ニュースを拡散する人工知能(AI)ボット、われわれが知っているような社会の基本構造を崩壊させようとする、都合のいい内容だけをまとめたコンテンツを原因として挙げている。
Pew Research Centerは、2016年7月1日〜8月12日に、学者や政府首脳、技術の専門家などを対象として調査を行い、1500人以上から回答を得た。Pew Research Centerが指摘しているように、ロシアによる米大統領選介入の疑惑に関するニュースが流れたのは、この調査の実施後だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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