サムスンの「Galaxy S8」が発表されたことで、「Gear VR」はこれまでより少し大胆になりつつある。
米国時間4月21日に130ドルで発売予定の「Gear VR with Controller」には、新種のアプリやゲームの可能性を開く全く新しいワイヤレスコントローラが同梱される。頭の動きであらゆることを行う代わりに(頭を動かしていると疲れることもある)、ユーザーはモーションセンサ搭載コントローラを動かして、刀を振り回したり、自分が向いている方向とは関係なく狙いを定めたりすることが可能だ。
Googleのリモコンと異なり、このコントローラにはトリガーも搭載されている。つまり、今後シューティングゲームが登場する可能性もある。
だが、6連発拳銃の反動をすぐに体験できるわけではなさそうだ。Oculusのモバイル部門を統括するMax Cohen氏は、触覚フィードバックが将来的な目標であることを認めたが、それは現時点では最優先事項とは考えられていないという。一方、うれしい情報もある。このコントローラは単4形電池2本で40時間使用できると想定されている。
コントローラ以外にも、いくつかのメジャーソフトウェアアップデートをGear VR体験に追加する予定だとCohen氏は話す。それには、ユーザーインターフェースの解像度向上、アプリ読み込みの3倍高速化、バッテリ消費の30%削減、独自アバター作成機能の追加などの修正が含まれるという。
YouTubeなどのソースから360度動画をストリームできるOculusの全く新しいウェブブラウザもある。そのブラウザの解像度は非常に高く、文字も読みやすいので、ほとんどのVRの「SD」世界と比較するとHDに感じられるほどだ、とCohen氏は約束する。
このモーションコントローラは単体でも40ドルで発売予定で、これまでに製造されたすべてのGear VRで使用可能だ。
まとめると、新しいGear VRはGalaxy S8、「Galaxy S8 Plus」「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」「Galaxy S6」「Galaxy S6 Edge」「Galaxy S6 Edge Plus」「Galaxy Note 5」をサポートするので、サムスンの多くの旧型スマートフォンのユーザーも新型Gear VRを購入して使用することができる。Galaxy S8はGalaxy S7より10%高速なCPUと21%高速なグラフィックスを搭載するが、アプリ開発者はサムスンの旧モデルもサポートする必要がある。
Oculusによると、新型Gear VRの4月の発売時に20種類のモーションコントローラ対応アプリが用意され、その後の数カ月にさらに50種類が追加される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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