「Googleカレンダー」が、ようやくAppleの「iPad」向けに最適化された。Googleが米国時間3月29日付のブログ記事で明らかにした。
「iOS」版のGoogleカレンダーはおよそ2年前にリリースされたが、これまでは「iPhone」に特化したアプリだった。今回のアップデートでiPadユーザーは、人工知能を活用した新機能など、Googleカレンダーのすべての機能を利用できる。GoogleカレンダーのプロジェクトマネージャーであるSharon Stovezky氏は、29日のブログ記事でいくつかの新機能を紹介した。その一例が、会議を開くのに最適な日時を探し、空いている会議室を提案する機能だ。また、ユーザーが「ゴール」を設定すると、その目標達成を支援する機能も追加されるという。
さらにユーザーは、iPadのホーム画面から「Spotlight」検索を使って、Googleカレンダーの内容を検索できるようになった。また、通知センターやロック画面でその日の予定を簡単に確認できる「今日の表示」向けウィジェットなど、いくつかの機能がまもなく追加される予定だという。
Googleは2016年9月、Googleカレンダーを含む自社のオフィススイート製品の名前を「G Suite」に改称すると同時に、人工知能を導入してその機能を刷新した。この狙いは、G Suiteをよりインテリジェントで使いやすくすることで、企業ユーザーへの売り込みの際のアピールポイントを増やし、ひいては「Google Cloud Platform」の販売につなげることにある。一方、ライバルのAppleはiPadを企業ユーザー向けに売り込もうとしているものの、その販売台数は減少している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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