Appleは3月21日、イベントを開催することなく9.7インチの新型「iPad」を発表した。これについて知っておくべきことをまとめてみた。
1. 新型iPadは基本的に「iPad Air 2」に新しいプロセッサ(2015年9月にリリースされた「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」に内蔵の「A9」チップ)を搭載したような端末である。
2. このiPadに関しては、鳴り物入りの宣伝もほとんどなく、発表イベントも開催されなかった。ストアが数時間メンテナンスに入った後、新型iPadが登場し、プレスリリースが出された。今回の値下げは、Appleが望んだことではなく、必要性を感じてのことであるのは明白だ。
3. 9.7インチのiPadの最低価格は70ドル値下げされた(新しい9.7インチのiPadの最低価格は329ドル。iPad Air 2の最低価格は399ドルだった)。
4. Appleはラインアップを簡素化し、「iPad mini 2」とiPad Air 2の販売を終了した(「Air」という名称自体も廃止したようだ)。
5. 「iPad mini 4」も簡素化され、399ドルの128Gバイトモデルのみになった(これまで、iPad mini 4は、32Gバイトモデルと128Gバイトモデルがそれぞれ399ドルと499ドルで提供されていた)。
6. 269ドルのiPad mini 2の販売が終了したことで、新しい9.7インチiPadが最も低価格のiPadになった。
7. Appleは「iPhone」についても、「iPhone SE」の基本ストレージ容量を32Gバイトに増量して、最後の16GバイトiPhoneの販売をついに終了したほか、64Gバイトモデルも128Gバイトモデルに置き換えた。iPhone SEの32Gバイトモデルと128Gバイトモデルの価格は、それぞれ399ドルと499ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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