「iCloud」の不正アクセスを防ぐ3つの方法--大切なデータを盗まれないために - (page 2)

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年04月04日 07時30分

2ファクタ認証

 Appleの2ファクタ認証は不格好であるものの、アカウントを保護するには極めて効果的だ。

Appleの2ファクタ認証
さらに保護をするためには、Appleの2ファクタ認証を有効にしよう。

 2ファクタ認証を有効にすると、自分のiPhoneやiPad、Macなど、信頼できるデバイスからでなければ、アカウントにアクセスできなくなる。新しいデバイスに初めてサインインするときは、2つの情報の入力が必要になる。具体的には、Apple IDのパスワードと、信頼済みのデバイスに自動的に表示される6桁の確認コードだ。

 Appleの2ファクタ認証を使用するには、信頼できる電話番号も必要になる。その電話番号で確認コードを受け取れるようにするためだ。信頼できる電話番号を追加するには、以下の手順を実行する。

  • Apple IDアカウントのページにアクセスする
  • Apple IDでサインインする
  • 「セキュリティ」セクションを表示して、「編集」をクリックする
  • 「信頼できる電話番号を追加」をクリックして、電話番号を入力する

 これで2ファクタ認証を使用する準備が整った。信頼できるデバイスとしては、「iOS 9」以降を搭載するiPhone、iPad、「iPod touch」、または「OS X El Capitan」以降を搭載するMacのうち、2ファクタ認証で既にサインイン済みものを使用できる。

 Appleの2ファクタ認証を有効にするには、以下の手順を実行する。

 iOS 9以降を搭載するiPhone、iPad、iPod touchの場合:

  • 「設定」、「iCloud」と進んで、自分のApple IDをタップする
  • 「パスワードとセキュリティ」をタップする
  • 「2ファクタ認証を設定」をタップする

 OS X El Capitan以降を搭載するMacの場合:

  • Appleメニュー、「システム環境設定」、「iCloud」、「アカウントの詳細」と進む
  • 「セキュリティ」をクリックする
  • 「2ファクタ認証を設定」をクリックする

 確かに、これは大変な手間かもしれない。とはいえ、自分のiCloudアカウントが煙のように消えてしまった場合、大切な写真や音楽、書籍、書類を復元するのにどれだけの手間が必要になるだろうか。時間を作って、今すぐ2ファクタ認証を有効にしよう。後悔することは決してないはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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