LGエレクトロニクスジャパンは3月16日、4K液晶テレビの2017年モデルとして4シリーズ10モデルを発表した。全機種でHDRに対応した。
発表したのは「SJ8500/SJ8000/UJ7500/UJ6500」シリーズ。LG独自「IPS 4K」液晶パネルを搭載したほか、ナノ技術「Tru Nano Display」を採用したことで、高い色再現性を実現した。
LGでは、テレビの視聴する角度についてユーザー調査を実施。すると真正面からテレビを見ている比率はわずか9%で、寝転がって下から見たり、キッチンで家事をしながら斜めから見たりしている人が大半という結果が得られたとのこと。この調査結果を受け「斜めからでも、正面と遜色ない色」の再現性を追求。「テレビを見る角度に制限されないテレビを提供する」(LGエレクトロニクス・ジャパンマーケティングチーム部長の金東建(キム・ドンゴン)氏)ことを実現したという。
エントリー機からハイエンド機まで、すべてのモデルでHDR「ドルビービジョン」に対応。明暗情報、色彩情報を余さず引き出す、独自の最新技術「Active HDR」も備える。黒表現には、パネルの各部を緻密に調光する「Local Dimming」機能により、HDRならではの明暗のコントラストをしっかりと表現する。
UJ6500の49、43V型は直下型、それ以外はエッジ型のLEDバックライトを採用。上位機となるSJ8500、SJ8000シリーズは、10bitパネルを採用し、10億色以上の色彩再現が可能。音質面でもharman/kardonと共同開発したサウンド技術を搭載する。
いずれも地上、BS、110度CSデジタルチューナは2基搭載し、USB HDDを接続すれば録画にも対応。頭上からの音をバーチャルで再現するバーチャルサラウンド技術「ピュアサラウンド」機能も備える。
webOS 3.5を搭載し、見ている番組に関連したウェブサイトやYouTubeコンテンツを検索する「関連検索」や見たい場所が文字を最大500%まで拡大できる「マジックズーム」など、スマートテレビ機能も充実。テレビのスピーカで音楽を再生すれば、流れている曲の歌詞をシンク表示できる「ミュージックプレイヤー」機能も搭載する。
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