テスティーは3月9日、スマートフォンアンケートアプリ「TesTee(テスティー)」において、LINEスタンプの利用に関する調査結果を発表した。ユーザーのスクリーンショットを利用して調査をする「画像解析メニュー」を活用した調査となる。調査期間は2月3~4日。調査対象はTesTee登録会員の10代(478サンプル)、20代前半の男女(502サンプル)の計980人。
まず、LINEスタンプの利用状況を調査すると、およそ9割の若年層がLINEのスタンプを日常的に利用していることがわかった。さらに、利用するスタンプが無料か有料かについて聞くと、10代の17.7%、20代の25.9%が「無料のみ利用」と回答。10代、20代のスタンプ利用者の76.8%が、有料スタンプの購入経験があるという結果になった。
直近でダウンロードしたLINEのスタンプについて調査したところ、10代の1位は22.4%でLINEの「ムーンジェームズ」、20代の1位は23.1%で楽天の「お買い物パンダ」となった。10代、20代ともに、LINEアプリに標準搭載されているデフォルトスタンプがランキング上位を占める中、楽天の「お買い物パンダ」は10代においても4位にランクインしており、企業が提供しているスタンプの中で利用率が高いことがわかった。
公式・企業と友だちになり、LINEのスタンプをダウンロードしたことがあるかを聞いたところ、10代の92.6%、20代の94.2%が「ある」と回答。10代、20代全体の93.4%の人が、企業や公式アカウントと友だちになってスタンプを入手していることがわかった。
そのほか、スタンプの保有個数に関する調査では、10代、20代ともに「4種類~9種類」との回答が最も多く、10代では43.8%、20代では42.1%となった。また、10代、20代ともに半数近くが10種類以上のスタンプを保有していることもわかった。
有料スタンプ購入経験者に、スタンプ購入に使用した金額を聞いたところ、10代の41.8%、20代の35.2%が500円未満と回答。10代、20代ともに約7割がLINEのスタンプを1000円未満で購入することがわかった。LINEのスタンプは1つ50コイン(120円)から購入できることもあり、その価格の手軽さが若年層のLINEのスタンプ利用率を上げていると推測している。
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