カラフル・ボードは3月9日、トッパン・フォームズと業務提携したことを発表した。顧客情報や購買履歴から好みを解析し、一人ひとりにあわせたデザイン、キャッチコピーを用いて商品を提案できるレコメンドエンジン「コンテンツ・パーソナライゼーションエンジン」の開発に着手するという。
カラフル・ボードが開発する、“感性”を学習する人工知能「SENSY(センシー)」では、画像・テキスト・楽曲・動画・味覚物質・行動ログなどのインプットデータを画像解析し、自然言語処理などのディープラーニングにより、ユーザーの嗜好性を解析する。また、トッパン・フォームズのデザイン嗜好型データベース「Ugocus Engine(ウゴカスエンジン)」では、個客をデザインの嗜好性別に15のクラスターに分類し、クラスターごとに最適なデザインテイスト、レイアウト、キャッチコピーなどの提案が可能。
新たに開発するコンテンツ・パーソナライゼーションエンジンは、カラフル・ボードのSENSYを活用した「商品レコメンド機能」と、トッパンフォームズのUgocus Engineを活用して開発するエンジン。「表現レコメンド機能」を融合させることで、「誰に」「何を」「どのように」という3つの観点でレコメンドできるという。
両社は、2017年4月よりコンテンツ・パーソナライゼーションエンジンのテスト販売を開始し、2017年10月より順次サービスを展開する予定。また、両社は同エンジンを出発点として、幅広いCRMソリューションにおいてパーソナルAIの活用を検討していくという。
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