Fordは米国時間3月11日、「Ford Smart Mobility」という子会社を設立したことを明らかにした。新しいデジタルサービスの提供に注力するとしている。
Ford Smart Mobilityは、モビリティサービスの提供を目的としている。Steelcaseの元最高経営責任者(CEO)Jim Hackett氏がFordの取締役会を去り、Ford Smart Mobilityの会長に就任する。
Fordは子会社の設立により、自社のデジタル事業計画を前進させたい考えだ。Ford Smart Mobilityは主にモビリティ、自動運転車、顧客体験、アナリティクスに取り組む。Fordは現在、デジタル分野に加え、中核事業である自動車の設計、製造、マーケティングにも注力する2極体制を敷いている。
FordのCEOであるMark Fields氏は、Ford Smart Mobilityが「成長する輸送サービス市場の一翼を担う」ことを目指すと述べた。Ford Smart Mobilityは、Ford傘下で新興企業のように運営されることが期待されている。
Ford Smart Mobilityは、Fordが抱える数多くのプロジェクトやテクノロジを基盤として構築される。Fordは既に、自社の「SYNC」システムを経由したコネクティビティ、モビリティ関連の試験的取り組みの商用化、自動運転車のほか、物理とデジタル両面を融合させた顧客体験やFord独自のデータサイエンス事業の統括に焦点を置いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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