Juniper Researchによると、スマートメガネはイメージチェンジを図るため、その技術的なルーツから離れて、いわゆる普通のメガネに近い印象を与えるものに変わりつつあるという。ODGやGlassUpの新製品は、スマートメガネというよりも、少し大きなサングラスに近い見た目になっている。Juniper Researchは、「このことよって、人前でスマートメガネをかけることへの悪印象が払拭されるはずだ。人前ではなくプライベートの場面で使用することへの関心が再び高まっているのも、悪印象の払拭に貢献するだろう」と述べている。
さらに、耳に装着する新種のウェアラブル(「ヒアラブル」と呼ばれる)が、より多くの可能性をもたらすことも考えられる。これらの端末は「Alexa」や「Siri」といったデジタルアシスタントのプラットフォームになりつつある、とJuniper Researchの調査報告書に書かれている。
また、Juniper Researchによると、2番目に大きな成長が予想される分野はヘルスケア関連のウェアラブルで、2017年~2021年の間に年間売上高が70億ドル増加する見通しだという。ただし、これらの端末から生成されるデータを医師にとって有益なものにすることが、依然として課題である。
調査報告書を執筆したJames Moar氏は、次のように述べている。「ウェアラブルが生成するバイオメトリックデータだけあっても、あまり役に立たない。ウェアラブルヘルスケアの現在の主な課題は、そのデータを医療従事者にとって意味のあるものにすることだ。そのためには、データを処理するアルゴリズムの改善や、データを状況に合わせて応用できるようにする新しいユーザーインターフェースが必要だ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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