「BeatsX」イヤホンを2日間使ってみた。今までのくたびれたイヤホンには戻れそうにない。
ワイヤレスイヤホンは登場して久しいが、「iPhone 7」でのヘッドホンジャックの廃止を境に必需品となった。少なくとも、筆者にとっては欠かせないものだ。iPhone 7に買い換えてすぐ、筆者は小さな「Lightning」ケーブルアダプタをなくしてしまったし、付属の「EarPods」だと、どうにもiPhone本体につながれている感じがしてしまう。運動するときは、ワイヤレスイヤホン「LG TONE」の第1世代モデルで何とかしのいでいたが、ランニングのときだけはだめだった。硬いプラスチック製の首かけ部分が、走ると弾んで鎖骨にぶつかるのだ。ジムの外ではほとんど使わなくなってしまった。
Apple製の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」も、走るときのことを考えると、あまりぴんとこなかった。いつの間にか片方が耳から外れ落ちてしまい、何kmも走ったところでやっと気付くということになりそうで不安だ。それは避けたい。
BeatsXなら条件に合いそうだった。スマートフォンとの接続はワイヤレスだが、ケーブルでいつでも首に掛けておける。150ドルという価格はほとんどの人にとって手ごろとは言えず、筆者にはぜいたくかもしれない(そこで同僚に借りて試用した)が、使ってみるのは楽しくてしかたがなかった。
まず、Appleの「W1」チップが搭載されているため、理論上はデバイスとの同期が容易で、Bluetooth接続が安定していて範囲も広く、他のApple製デバイスとシームレスな互換性がある。
「iPhone 5」以降をお使いなら(それより古いモデルには対応していない)、BeatsXの電源を入れて使い始めよう。Bluetoothがオンになっていれば、すぐにポップアップ画面が開き、ペアリングを求められる。セットアップは必要なく、設定メニューの中を探し回らなくてもいい。「Apple Watch」をiPhoneと同期している場合には、Apple Watchで音楽を再生するとき、出力オプションとしてBeatsXが自動的に表示されるはずだ。しかも、意図的に解除しない限り、iPhoneでBeatsXとのペアリングが維持される。デバイスとの接続を解除するのは、別のデバイスに接続するときだけだ。
「MacBook」でのセットアップはiPhoneのときほど円滑にはいかず、Bluetooth設定ページを開いて接続する必要があった。「Android」デバイスでも同じだ。
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