General Motors(GM)は配車サービスのLyftと提携して、自動運転の電気自動車「Chevrolet Bolt EV」を数千台生産する。この件に詳しい情報筋の話として、Reutersが報じた。投入の規模を本当にそこまで拡大するとなれば、この種のものとしては最大のテストとなる。大半の自動車メーカーが保有するテスト用自動運転車の台数は、1桁か2桁だ。
報道によると、このテスト用に製造される多くの車両は、Lyftが米国内で展開するライドシェアリングに充てられるという。そうなれば、こうした車両を現実世界の状況でテストできることになる。Lyftのタクシーを呼んだ乗客が偶然出くわすものを除けば、この車両を一般提供する意図はないようだ。ほとんどの州には、自動運転車に関する規制の枠組みすらない。
GMは、言い足すことは何もないと語ったが、Reutersには次のようにコメントしている。「当社の自動運転技術は、予想よりも早くオンデマンドの配車ネットワークによる利用が始まる見込みだと過去に発表している」
GMはLyftにかなり投資してきた。ピンクの髭がトレードマークのLyftに5億ドルを出資したほか、Lyftのサービスを強化するために、配車サービスを提供する別の新興企業に残っていた人材も引き抜いた。両社は、GMによる出資以来、緊密なパートナーだ。
ミシガン州は2016年12月初めに、自動運転車の開発と将来行われる販売を規制する一連の法案を可決した。その直後に、GMは、同州でBolt EVの生産とテストを行うと発表した。LyftのライバルであるUberも、ミシガン州に自動運転の研究センターを建設すると述べている。Uberはカリフォルニア州と良好な関係にないので、これは素晴らしいことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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