360度カメラ全方位チェック--VR時代のカメラ選び[専用アプリ比較編] - (page 3)

液晶搭載の本体部でアプリいらずでも使えるカシオ「FR200」


カシオ計算機「FR200」

 最後にFR200のアプリ「EXILIM Connect」。FR200自体にディスプレイがあるので、基本的にスマートフォンとの連携では、写真の転送がメインとなるが、一応リモート撮影もできる。転送した写真はこのアプリではなく、写真管理アプリ「EXILIM ALBUM」を使用する。EXILIM ConnectにEXILIM ALBUMのリンクがあるので、アプリ間の移動は手間なくできる。ただ、EXILIM ALBUMで360度写真を再生するのは手順をしっかり理解していないと到達できない。やはり再生も含めてスマートフォンとの連携はあまり重視していない印象だ。

  • EXILIM Connectでは、FR200とのペアリングや画像の転送、リモート撮影などができる。保存した写真を確認するには、右下のEXILIM ALBUMをタップ

  • EXILIM ALBUMのアプリ画面。初見ではどうやれば見たい写真が見られるのかがわかりにくい

  • 通常はこんな感じ、いろいろな方向を切り出して3枚の写真が表示される。右上の半円のアイコンをタップすると360度写真に切り替わる

  • 360度写真が表示される。最初から360度写真が見られるようにして欲しいところだ

 スマートフォン自体の機能や接続する場所の電波の混雑具合などにもよるが、おおむね360度カメラとスマートフォンをWi-Fiで接続し、それを維持するのは難しい。そういう意味で言えば、スタンドアローンで使え、Wi-FiもつなぎやすいTHETAが使いやすく感じる。動画の場合は撮影状況をそこまで確認する必要もないが、静止画の場合はリモート撮影がかなり重要になるので、改善を求めたいところだ。

コラム:Wi-Fiが接続しにくい場合の裏ワザは“機内モード”

 スマートフォンと360度カメラのWi-Fi接続がしにくい場合は、スマートフォンを機内モードにするとつながりやすくなる。スマートフォンの設定から飛行機のアイコンをタップし、機内モードをオンにする。これによりあらゆる通信が遮断されてしまうが、この状態でWi-FiやBluetoothのアイコンをタップすると、Wi-FiやBluetoothの機能が使えるようになる。

 モバイル通信などの通信を切ることにより、Wi-FiやBluetoothがつなげやすくなるのだ。本来はどうしてもつながらない時の裏技的な使用方法だが、機種によっては接続する場合は必ず機内モードを経由してつなげるようにする方が時間のムダが省けるかもしれない。使用し終わったら、必ず機内モードをオフにするのを忘れずに。

  • まず設定から、機内モードを選び、すべての通信をオフにする

  • Wi-Fiの項目をタップし、OFFになっているスイッチをタップし、ONにする。スマートフォンの通信を限定することで、360度カメラとの接続がしやすくなる

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