360度カメラ全方位チェック--VR時代のカメラ選び[専用アプリ比較編] - (page 2)

Wi-Fi接続は裏ワザ推奨?ニコン「Keymission 360」


ニコン「Keymission 360」

 次はKeymission 360のアプリ「SnapBridge 360/170」。Keymission 360とはWi-FiとBluetoothの2つで接続する仕様。ペアリングの仕方がわかりにくく、ペアリングしても、その後の接続は困難な状況になりがちだ。気軽にリモート撮影をするのはちょっと難しいかもしれない。実際の使用ではWi-Fi接続の裏技(3ページ目のコラム参照)を利用するケースが多かった。アプリ自体は使いやすく、リモート撮影も本体からスマホへの画像転送、スマホからSNSへの共有なども簡単にできる。

 画像は、スマホ内に作成したフォルダに紐付いて保存されるので、一度ほかの場所に移動してしまうと、戻してもアプリでは見られなくなってしまう。つまりSDカードに写真や動画を移動すると、スマホから見られなくなる。また現時点でiOS 10に対応しておらず、iPhoneユーザーも万全とは言えない。さらに360度画像に対応していないTwitterなどに画像をアップする場合は、360度カメラでお馴染みのミラーボール状態の写真のアップにも対応していない。

  • Keymission360とスマートフォンは接続がしにくい印象だった

  • リモート撮影も画像転送も実際にできるまでには何度もトライする必要がある

  • 一度SDカードに画像を移動すると、端末に戻しても端末内の画像として表示されなくなる。ハコスコなどほかのアプリを使用しないとスマートフォンで見ることはできない

完成度の高いアプリでスマホ連携は抜群の「360fly」


360fly「360fly 4K」

 次は360flyのアプリ「360fly」。後発だけに、アプリの完成度はかなり高い。スマートフォンとの接続も、それほど苦労することもなく、どちらかと言うと接続しやすいレベルだ。リモート撮影時の映像の解像度も高く、滑らかなので、スマートフォンで確認しながら撮影するにはもっとも適したアプリといえる。

 再生時は自動的に横画面になり、ハコスコなどのVRゴーグル向けの表示になる。フィルタや画像比率の変更なども簡単にでき、共有もしやすい。また、専用サイトの360fly.comへの接続やアップロードもアプリ内で用意されているので、同じ360flyユーザーの写真や動画を楽しめる。

  • リモート撮影がしやすく、撮影した静止画や動画も探しやすい

  • 共有も簡単にでき、どのアプリが360度に対応しているかもすぐにわかる


フィルター効果を使って、写真を加工できる

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