「Windows 10」の新デザイン「Project NEON」の一端が明らかに

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2017年02月10日 13時12分

 Microsoftは、「Windows 10」の大規模アップデート「Redstone 3」(開発コード名)向けとしてうわさされている新しいデザイン言語「Project NEON」の一端を披露した。

提供:Windows Central/Microsoft
提供:Windows Central/Microsoft

 Project NEONについては1月に少しだけ情報がリークされていたが、Microsoftは今回、Windows Developer Dayで行ったプレゼンテーションのスライドの中で、これらの変更を認めたようだ。

 以前のリークでは、Microsoftが以前「Windows Vista」および「Windows 7」で採用していたデザイン言語「Aero Glass」を思わせる、アニメーションの多用と何らかの透過エフェクトの存在が指摘されていた。さらには、背景、サイドバー、アプリのナビゲーションに用いられる「Acrylic」というぼかし効果についても大きく伝えられていた。

 Microsoftはスライドの中で実際にProject NEONについて言及したわけではないが、披露した「Groove Music」アプリのデザインは、MSPoweruserが1月にリークした画像と同じものだった。

 ただし、Microsoftは、新しいデザイン言語に対して同社が掲げている全体的な目標は、「『Windows』プラットフォーム上で美しく魅力的な体験を実現する」ことだとしている。同社によると、これらの変更は、4月に予定している次期アップデート「Creators Update」(開発コード名:「Redstone 2」)に続き、2017年秋に予定している「Windowsの一連の『Redstone』に向けたビジョン」の一環だという。

 Project NEONではまた、「HoloLens」のアプリや3Dインタラクション機能から着想を得て、選択したオブジェクト上に表示される四角い枠に代わる、新たなハイライト表示が施されるかもしれない。リーク情報では、これらがどのような外観になるかについて今回のスライドよりはるかに詳しく伝えており、そうした情報にはPCやHoloLensといった枠を越えて一貫した体験をもたらそうとするMicrosoftの取り組みが含まれる。

 Project NEONは、それほど大きな変更にはならないと見られているが、変更であることに変わりはなく、多くのWindowsファンが新しいルック&フィールを楽しみにしている。

 Project NEONはMicrosoftにとって、Aero Glassと「Metro」に続く3つ目の(「Microsoft Design Language」として知られる)デザイン言語になる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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