logo

耳を挟むという新提案--周囲の音も聞けるイヤホン「ambie sound earcuffs」

加納恵 (編集部)2017年02月09日 16時08分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 装着方法に“耳を挟む”という新たな形を提案するイヤホンが登場した。ambie(アンビー)は2月9日、音楽を聞きながら周囲の音も聞き取れるイヤホン「ambie sound earcuffs(アンビーサウンドイヤカフ)」を発表した。税込価格は5940円。同日から直販サイトのほか、ロンハーマン、la kagu、蔦屋家電、チャーリーバイスなどで販売する。

発表会場にはモデルの高橋メアリージュンさんと高橋ユウさんが登場した
発表会場にはモデルの高橋メアリージュンさんと高橋ユウさんが登場した

 ambieは、ベンチャー支援などを手がけるWiL(ウィル)とソニービデオ&サウンドプロダクツのジョイントベンチャー。大企業が持つ人材、資金、技術を広く世界に発信していくことを目的に1月に設立した。出資比率はWiLが67%、ソニービデオ&サウンドプロダクツが33%。代表取締役はWilのCo-founderでもある松本真尚氏が務める。

 第1弾商品となるambie sound earcuffsは、耳をはさみこむ形で装着することで、周囲の音を聞き取りながら音楽を聴ける“ながら”イヤホン。駅のホームや電車内でのアナウンス、仕事中の電話着信など、音楽は聞きたいけれど、周囲の音が聞き取れないと困るといった、相反関係にある課題を独自の音導管設計とドライバユニットにより解決した。

 耳の裏側にドライバユニット、耳穴側に音導管を配置した独自のデザイン。ドライバユニットは、外磁型磁気回路を搭載し、耳を塞がない構造でありながら、豊かな音の表現が可能。音質設計にはソニーの音響技術をいかしているという。

 音導管は開放感と音漏れのバランスを最適化しており、音漏れも一般的なイヤホンに比べ同等レベルにまで軽減。実際に試聴してみると周囲でBGMが流れているように音楽が聞こえるが、周りへの音漏れは最小限に食い止めている印象を受けた。

「ambie sound earcuffs」
「ambie sound earcuffs」
  • 上から見るとぐるりと半円を描くような形をしている

  • 耳を挟み込むように装着するため、耳穴はふさがない

  • 内部構造

 本体はシリコン製で、1.2mのケーブルはマイク付きリモコンを装備。スマートフォンでの通話にも対応する。汗がたまりにくく耳穴が蒸れにくい構造になっているが、防水性能は備えていない。Bluetoothを採用しなかった理由として「音楽を聞く新しいスタイルを気軽に試してもらえるよう、より多くの人が手にとりやすい有線を採用した」(ambie開発責任者の三原良太氏)とする。

 三原氏は「定額制音楽配信サービスの急成長により、人と音楽の関係が変わりはじめている。従来ジャンル別、アーティスト別だったプレイリストは、ハッピーやリラックスなどの気分、またはパーティ、ドライブなどシーン別になり、音楽の聞き方は従来の没入型に加え、環境としての音楽にシフトしてきた。聞き方は変化しているが、音楽を聞くにはヘッドホンかスピーカの選択肢しかなく、限られた条件でしか楽しめなかった。

 周囲の音が聞こえるイヤホンとして骨伝導をイメージする人も多いと思うが、骨伝導は音漏れや音質面が大変難しい。そのため、新技術を使ってambie sound earcuffsを開発した。作ったプロトタイプは100以上」と開発の背景を説明した。

 松本氏は「人と音の関わりを変えていく、ライフスタイルの提案をしっかりする会社でありたい。日本だけでなく世界に向けて展開できるような起業にしていきたい。音楽と別の何かをつなげることで、新しいサービス価値を提案していく」とambieの設立趣旨を説明。今後の展開については「WiLとソニー以外にも多くのパートナーと組んでビジネスを伸ばしていきたい」と話し、音楽を軸にさまざまな企業とのコラボレーションを模索していく方針を示した。今後は海外展開も視野に入れており、第2弾、第3弾の商品を発売していく計画だ。


左から、三原良太氏、高橋メアリージュンさん、高橋ユウさん、松本真尚氏
6色のカラーバリエーションを用意する。
6色のカラーバリエーションを用意する。
デジタル製品

AVの記事一覧はこちら

-PR-企画特集