日常的な鉄道やバスの利用とちょっとした買い物をする場合、現金よりも、おサイフケータイなどのモバイル決済や、電子マネーカード、クレジットカードを使うことが多い。そこで以前、カード利用に配慮した、置き忘れを防止できるスマート財布「Ekster Wallet」を取り上げた。とても便利な財布なのだが、Bluetoothトラッカーを充電するのが面倒くさい。
そこで今回は、太陽光で必要な電力を賄えるようになった、Ekster Walletの進化版「Ekster 2.0」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Ekster 2.0は、カードの使いやすさを第一に考えた薄型の財布。ワンタッチで各種カードが飛び出すポップアップ機能により、目的のカードが取り出しやすい。しかも、スマートフォンとBluetooth連携し、両者間の距離が離れて通信が途絶えると置き忘れたと判断して警告してくれる。遠く離れていていも、クラウドGPSで置き場所を特定できる。ここまでは、Ekster Walletと同じだ。
Ekster 2.0の優れているところは、置き忘れ防止などの機能を提供してくれるBluetoothトラッカーが、太陽電池パネル付きになった点。これにより、財布を使わないときに、日当たりのよい窓辺などで充電するようにすれば、バッテリ切れの心配や充電の手間から解放される。
そのほかにもEkster Wallet同様、非接触式ICカードのスキミングを防ぐRFIDブロック機能、使用頻度の低いカード用のポケット、カードや紙幣などを挟んでおけるゴム製ストラップも備える。
Indiegogoでの目標金額は1万5000ドル。記事執筆時点(日本時間2月1日15時)でキャンペーン期間は1日残っているが、すでに目標の9倍近い約13万2000ドルの資金を集めている。
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