貴重品やプライバシーにかかわる重要な物が入れてある財布は、肌身離さず持ち歩くことが大切だ。しかし、周囲の人を信頼できる場所だと、少しのあいだ離れるくらいなら面倒なので置いていきたい。ただ、財布を不用心に放置するのはトラブルを故意に招くようなものだ。
そこで、出来心を起こさせない、金庫のような財布「CODE WALLET」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
CODE WALLETは、ナンバー錠の付いたアルミニウム製の丈夫な財布。持ち去られたら盗まれるし、時間をかければナンバー錠は簡単に開けられるのでセキュリティ強度は決して高くないが、隙を突いた紙幣やカードの抜き取りと、中身の盗み見は排除できる。
ナンバー錠は3桁で、好きな数字で開くようセット可能。1桁ずらすだけでロックがかかるので、普段は数字を1つだけ変える程度にしておくとスムーズに使えるだろう。
さらに、電波を遮断する構造のため、RFIDやNFCに対応した電子マネーカードなどの無線スキミングも防げる。
財布としての使い勝手にも優れ、片手で開いて中身を一目で確認できるので、目的の紙幣やカードが取り出しやすい。ポケットが7つあり、紙幣なら50枚ほど、カードなら12枚ほど入るそうだ。鍵や財布といった、ちょっとした小物も入れておける。
また、CODE WALLETの置き忘れを防ぐ仕組みとして、開発チームはBluetooth対応の忘れ物防止タグ「TrackR bravo」をオプション販売する予定だ。TrackR bravoをCODE WALLETに取り付けておけば、CODE WALLETの置き忘れ防止、置き忘れたCODE WALLETの探索のほか、連携させたスマートフォンをCODE WALLETから探すことも可能になる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月3日まで。記事執筆時点(日本時間5月17日11時)でキャンペーン期間は17日残っているが、すでに目標金額2万9000ユーロの4倍近い約11万ユーロの資金を集めている。
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