富士通は1月31日、ニフティのISPを中心とするコンシューマ向け事業を、4月1日を効力発生日として、吸収分割の手法により新設する100%子会社に継承させると発表した。富士通が持つ同社の全株式をノジマに譲渡するという。
コンシューマ事業会社では、ニフティのブランド価値や提供サービス、顧客基盤の維持を最優先に、ノジマグループが持つ実店舗網や営業力とのシナジーを活用しながら、引き続き事業を拡大していくとしている。
エンタープライズ向け事業については、デジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc」(MetaArc)を展開し、顧客システムの最適化とビジネス貢献を目指す。
富士通の保有するクラウドビジネスのノウハウや顧客基盤と、ニフティがこれまで培ってきた「ニフティクラウド」のノウハウや実績を組み合わせることで、クラウド事業基盤を強化するとしている。具体的には、俊敏かつ短期間でのニフティクラウドの提供に努めるほか、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」のラインアップに加えることで、利用者のクラウド活用への対応力を強化するとしている。
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