LINE、「NAVER まとめ」問題や「LINE Pay」の本人確認について見解語る - (page 2)

2016年度は営業利益が「10倍」に

 同社の2016年12月期(1~12月)の売上高は前年同期比16.9%増の1407億400万円、営業利益は同915.1%増の198億9700万円、純利益は75億6000万円だった。売上高の内訳は、広告が547億円(前年同期比50.2%増)、コミュニケーションが293億円(同2.0%増)、コンテンツが448億円(同9.1%減)、その他が119億円(99.2%増)。

  • 2016年12月期(1~12月)の業績

  • 広告事業

  • コンテンツ事業

 中でも広告事業が好調で、メッセンジャー型広告の公式アカウント数が順調に拡大。また、パフォーマンス型広告も掲載面やインプレッション数が増加した。コミュニケーション事業については、スタンプやクリエイターズ着せ替えの売上収益が堅調に推移しているという。コンテンツ事業では「LINE マンガ」(前年同期比55%増)や「LINE MUSIC」(同244%増)が急成長した一方で、ゲーム事業は従来ほどのヒットタイトルに恵まれず、減収となった。2017年も10タイトル近くゲームをリリースする予定だという。

 2016年度末時点のコミュニケーションアプリ「LINE」の月間アクティブユーザー数(MAU)は前年度末比1.0%増の2億1700万人で、このうち同社が注力する主要4カ国(日本、台湾、タイ、インドネシア)のMAUは、同15.4%増の1億6700万人だった。また、MAUにおけるデイリーアクティブユーザー(DAU)の比率は72%に及ぶとアピールした。

 「2016年は次の挑戦への準備が整った年。IPOをして黒字化もしたので、より大きな成長をしなければいけない」(出澤氏)。

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