Associated Pressによると、大統領就任式を控え米国時間1月19日にワシントン入りしたDonald Trump新大統領は、自身の「Android」端末の使用をあきらめ、セキュリティが強化されたスマートフォン(機種は未確認)に替えていたという。
新しいスマートフォンの番号は、一部の限られた人物しか知らない。友人、ビジネス関係者、報道陣、国外の幹部や政治家らと頻繁に連絡を取っていたTrump新大統領にとって、これは大きな変化だ。
1982~2006年までシークレットサービスで勤務していたLarry Johnson氏によると、大統領に渡されるスマートフォンは機能が非常に限定されているという。
Trump大統領のTwitterアカウントについては、別のスマートフォンで操作される可能性があるとJohnson氏は述べた。Johnson氏は現在、サイバーセキュリティ企業CyberSponseに幹部として勤務している。
新しいスマートフォンは、Twitterが使えないだけではない。「通話はできない。簡単に傍受されてしまうからだ」とJohnson氏は述べた。「傍受が非常に簡単であることは私が請け合う」(Johnson氏)
シークレットサービスは、この件についてコメントを控えている。
Barack Obama前大統領は、ハッキングの懸念からセキュリティ当局によって承認された携帯端末を使用した最初の大統領だった。Obama前大統領は当初、大幅に改変されたBlackBerryを所有していたが、後にほとんどの機能が無効化された別の端末に変更した。前大統領がその端末を通話に使用していたことは確認されていないが、@POTUSのTwitterアカウントにアクセスした数台のうちの1つだったという。
Trump新大統領は先週、@POTUSアカウントのほか、自身の既存のTwitterアカウントをソーシャルメディアでのコミュニケーションに使い続けるつもりだと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス