Microsoftが「Windows 10 Creators Update」への追加機能として、「Windows Store」から電子書籍を購入できるようにする可能性があるという。MSPoweruserがスクリーンショットを掲載して報じた。
Windows 10 Creators Updateには、「Microsoft Edge」ブラウザにおける書籍の購入と閲覧をサポートする新しい電子書籍ストア用インターフェースが実装されるかもしれないと、この記事は伝えている。MSPoweruserによると、この機能は、「Windows 10 Mobile」と他のPCおよびタブレット向けWindows 10の両方に追加される見込みだという。
Microsoftは2016年、Windows 10 Creators Updateの「Windows Insider Program」参加ユーザー向けテストビルドの一環として、Microsoft Edgeの機能にEPUB形式のサポートを追加していた。
Windows 10で電子書籍をサポートする動きは、特に教育市場向けの興味深い資産をMicrosoftにもたらすことになるかもしれない。同社は、「Chromebook」に注目している人々に対して、Windowsデバイスをより魅力的なものにしようと模索を続けている。可能性としては、Windows 10に教科書ストアを標準搭載すれば、教育市場を動かす格好の「餌」になるかもしれない。
Microsoftは、実際にWindows Storeで電子書籍をサポートするなら、Windowsから利益を上げる潜在的なチャンネルを1つ増やすことになる。ユーザーは現在、Windows Store経由でアプリ、ゲーム、音楽、映画、テレビ番組を購入できる。
ただし、留意すべきは、Windows StoreがMicrosoftにとって数ある「ストア」の1つにすぎないということだ。同社は一貫して、これらの各種ストアを「Universal Store」に統合しようと試みている。このUniversal Storeの狙いは、法人と一般消費者の両顧客向けに、Windows Storeのコンテンツだけでなく、他のWindows、モバイル、「Xbox」、ウェブ、MSN、「Office」コンテンツ(およびMicrosoftの実店舗でのハードウェア、ソフトウェア、サービス)についても、取引やデジタルライセンスの付与ができるようにすることだ。
筆者はMicrosoftに対し、電子書籍ストアに関する記事についてコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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