オトバンクは、同社が運営するオーディオブック配信サービスに「FeBe」において、岩波書店が刊行している岩波文庫・新書をオーディオブックによるシリーズ展開を行うと発表した。同社によれば、岩波文庫・新書のオーディオブック化は初めてという。
第1弾として、12月23日から岩波新書の「読書力」(齋藤孝著)、12月25日から岩波文庫の「若きウェルテルの悩み」(ゲーテ著)を配信。読書力は、著者である齋藤孝氏が「自分が最も語りたかったこと」を書き下ろした新書作品で“本を読むこと”の本質的な意味を根本から説いた内容となっている。
若きウェルテルの悩みは、ドイツの文豪として知られるゲーテが25歳の時に書いた青春小説。親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛と、その破局を描いた作品となっている。オーディオブック化にあたっては、声優として活躍している三宅健太さんと大関英里さんが朗読を担当。8時間に渡る音声作品になったという。
今後「罪と罰」、「戦争と平和」、「知的生産の技術」などの岩波文庫・新書作品を毎月定期的に作品を配信していく予定としている。
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