[ウェブサービスレビュー]対応言語は約100種類、スマホもOKのオンライン単語帳「Wordeys」

wordeys.com
内容:「Wordeys」は、自分で作れるオンライン単語帳サービスだ。約100種類の中から対象の言語を指定することで、単語帳を作成する際に訳語を手入力しなくとも、自動的に補完してくれることが特徴だ。

 「Wordeys」は、自分で作れるオンライン単語帳サービスだ。約100種類の中から対象の言語を指定することで、単語帳を作成する際に訳語を手入力しなくとも、自動的に補完してくれることが特徴だ。

まずはユーザー登録を行う。メール認証が完了するとリストを作成できるようになるので「New List」をクリック
まずはユーザー登録を行う。メール認証が完了するとリストを作成できるようになるので「New List」をクリック

 利用にあたってはまずユーザー登録を行う。完了するとリストを作成するボタンが表示されるのでそれをクリックし、単語帳の作成を行う。外部からCSVファイルを読み込むなどの機能はないが、最初に翻訳元および翻訳先の言語を指定しておけば、バックグラウンドのGoogle翻訳により、訳語は自動的に入力されるので、いちから作成する場合もそれほど手間はかからない。

 完成した単語帳を使ってテストを行うには、トップページに戻って単語帳を選び、書き取りモードを選択する。単語がひとつずつ表示されるので、それに対する意味を入力して「Check」をクリックしていき、すべてに正解すると正答率などのスコアが表示されるという流れだ。これらの操作はスマホでも行えるので、PCで問題を作成し、外出先でスマホで回答するという使い方が効率的だろう。単語帳は複数作成できるので、苦手な単語をまとめて別の単語集を作ることも可能だ。

  • 試しに英単語帳を作ってみよう。タイトルに「英単語帳」と入力したのち、翻訳元の言語(English)、翻訳先の言語(Japanese)を選択して「Save」をクリック

  • 英単語を登録していく。翻訳先(日本語)はGoogle翻訳経由で自動入力され

  • では実際に試してみよう。トップページに戻り、登録されているリストの中から「英単語帳」をクリック

  • 日本語の意味を表示して英単語の書き取りをするモード(Japanese-English)を選び、Startをクリック

  • 表示された意味に当てはまる英語を入力して「Check」をクリック

 ネックとなるのは、訳語の回答が選択肢から選ぶのではなく手入力しなくてはならず、また正答チェックにあたって表記の揺れも考慮されないこと。また回答率のスコアもその場で表示されるだけで、前回までとの比較ができないので、モチベーションを維持するには少々つらい。わざわざユーザー登録させるくらいなので、履歴のグラフ表示など、機能面ではもうひと工夫欲しいところだ。

 さらに、無料版では翻訳数が1ヶ月あたり10個と制限されているため、じっくり腰を据えて使おうとすると、翻訳数に制限のない有料版にシフトせざるを得なくなる。スマホ単体であれば無料の単語帳アプリは数多く存在するため、本サービスのメリットはPCと共有できること、および自動翻訳が可能なことのみとなる。こうした点にメリットを感じられるかどうかが、ひとつのポイントとなりそうだ。

正解していれば次に進める。不正解の場合は正しい答えが表示されたのち、問題を解き終わった最後にもういちど出題される
正解していれば次に進める。不正解の場合は正しい答えが表示されたのち、問題を解き終わった最後にもういちど出題される
  • 問題を解き終えるとスコアが表示される。スコアを保存する機能はないようだ

  • 英語に限らず、リスト作成画面の一覧にある言語はすべて選択可能だ

  • 無料版では10翻訳/月という制限があり、月5ドルの有料版ではその制限がなくなる

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