火星に過去に生命が存在した証拠はあるのか、液体の水はあるのか、といった火星に関する重要な問いに科学者が頭を悩ませる一方で、一部の人間は、火星には過去にスープが存在したのではないか、という世俗的な問いを発している。YouTubeユーザーのUFO Hunterが、火星の地表の塵にスプーンが半分埋まっているように見える画像を発見したのだ。
問題の画像は、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Curiosity」が3月に撮影したものだ。UFO Hunterは米国時間12月20日、この発見を公表し、それが「失われた文明の痕跡」である可能性を示唆した。
胸躍る話だが、この奇妙なスプーンは火星の普通の風景の一部である可能性の方が高い。
人間は何でもない物体に自分のよく知っている特徴を見いだす傾向がある。この現象は「パレイドリア」と呼ばれる。私たちが想像力を働かせて、雲の中に羊を見つけたり、魚からDonald Trump次期大統領の顔まで、あらゆるものを火星上に発見したりするのは、そのためだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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