仮想現実(VR)を体験したことのある人はいるかもしれないが、Microsoftの「HoloLens」のような仮想のものと実際の現実を融合させた「拡張現実」もしくは「複合現実」のヘッドセットとなると、なじみがある人はまだそれほどいないだろう。だが、もっと手頃な価格のスマートフォン周辺機器が提供され始めれば、そういった状況が変わるかもしれない。Occipitalの「Bridge」はこの3つを体験できる「iPhone」用ヘッドセットで、2017年3月に399ドルで販売される予定だ。一足早く米国時間12月16日に出荷される「Explorer Edition」は499ドルとなっている。
BridgeはiPhone用VRヘッドセットで、プラスチックで作った「Google Cardboard」のようであり、実際そのとおりだ。しかし、Googleの先進スマホカメラ技術「Tango」と同じように3Dスキャンやマップの作成を可能にする、Occipitalの深度センサツール「Structure Sensor」に接続する。Structureは1年以上前から販売されており、単体で379ドルだ。
Bridgeは頭に装着することを想定しているが、Structure SensorはBridge本体から取り外してiPhoneやiPadに取り付けられる。
Bridgeを使うと、スマートフォンにインストールしたVRアプリケーションがカメラを使ってポジショントラッキングをしてくれるので、スマートフォンのVR機能ではまだ不可能な室内の歩行が可能になる。しかし、Structureは現実の空間をスキャンしてVRの中に取り込み、これまでとはまったく異なる複合現実も見せてくれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力