日本マイクロソフトは11月29日、Windows 10を搭載したホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens」を日本国内でも販売すると発表した。
12月2日より日本のオンラインのMicrosoft Store限定でプレオーダーの受付を開始する。税別価格は、開発者向けのMicrosoft HoloLens Development Editionが33万3800円、法人向けの「Microsoft HoloLens Commercial Suite」が55万5800円、画面操作機器のClickerが8800円だ。出荷は2017年初頭の予定だ。
Microsoftは2015年1月にHoloLensを発表。2016年3月31日にカナダと米国の開発者および法人向けに出荷を開始している。10月には新たに6つの市場に拡販することを発表しており、今回の発表により、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、日本、ニュージーランド、英国、米国(プエルトリコを含む)で提供することが明らかになった。
なお、すでにHoloLensを活用して改革を推進している日本企業として日本航空の例がある。同社は4月、HoloLensを使って、整備士訓練生向け、また、副操縦士を目指す運航乗務員訓練生向けに、補助的なトレーニングツールのプロトタイプを開発したと発表している。
Microsoft Windows and Devices Group テクニカルフェローであるアレックス キップマン(Alex Kipman)氏は、「Microsoftにおける私たちのミッションは、Mixed Reality(複合現実)を世界中のあらゆる人々や組織に届けること。私たちは2015年1月から、Mixed Realityのビジョンを現実のものにするために注力してきた。日本の皆様がHoloLensを使って何を作り出すのか楽しみにしている」とコメントしている。
日本で「HoloLens」初公開--JAL、訓練デモを披露【ビデオ付き】 - CNET JapanCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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