ボタンを押すだけで日用品が届く──。おもしろいような、ちょっと怖いようなAmazon.co.jpのサービス「Dash Button」がスタートした。セットアップはどのような手順が必要なのか、使い勝手はどうか。子どもがいたずらで何度もボタンを押してしまったらどうなるのか。実際にセットアップからオーダーまでを試した。
Dash Buttonは、「決まった日用品を買う手間はできるだけ軽減したい」という人向けのサービスだ。年会費3900円のプライム会員のみが購入できる。また、スマートフォンと連動するため、iOS/AndroidのAmazonアプリのインストール、Dash Buttonを接続するWi-Fi環境が必要になる。
Dash Buttonを利用するには、まず、ウェブサイトで注文したい製品のボタンを購入する必要がある。
ボタンはいずれも1つ500円だが、Dash Buttonを使って購入した初回注文の金額から500円が差し引かれるため、実質無料だ。なお、いつ届くかは商品によって異なる。ボタンを押した段階ではわからないため、アプリや通知で別途確認する必要がある。
当初は、花王の洗濯洗剤「アタック」や、サントリー食品インターナショナルのミネラルウォーター「サントリー天然水」、ライオンの歯磨き粉「システマ」、カルビーのシリアル「フルグラ」など、40ブランド(700種類以上)のボタンをラインアップする。
たとえば、柔軟剤「レノア」には、香りや容量の違いなど、複数のラインアップがあるが、ボタンそのものはレノアという大枠の製品名でくくられている。何を選べるかは、ウェブサイト上にある「このDash Buttonで注文できる商品はこちら」を見るとわかる。なお、ボタンに割り当てられる製品は、1つのボタンにつき1種類だけだ。
今回は、レノアとサントリー天然水の2つを購入した。
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