Googleは新システム「Invisible ReCAPTCHA」によって、スパム防止技術「CAPTCHA」を認識されないユーザー体験にしようとしている。Invisible ReCAPTCHAは、ウェブサイトへアクセスしているのが人間かボットかをアルゴリズムを使って判断するが、その際に人間による操作をまったく必要としない。
これはGoogleにとって、CAPTCHAの合理化を目指す初の試みというわけではない。同社は2015年、「No CAPTCHA ReCAPTCHA」をリリースした。このシステムでは、ユーザーは「I'm not a robot(私はロボットではありません)」という文章の隣にあるボックスにチェックを入れるだけでよかった。ユーザーに対し、パズルを解くか、(往々にして判読できない文字で書かれた)単語をタイプするよう求めるCAPTCHAシステムとは大きな違いだ。
No CAPTCHA ReCAPTCHAは、Googleの「Advanced Risk Analysis」エンジンを進化させたものだ。同エンジンは、「ユーザーとCAPTCHAの関わりの一部始終(事前、最中、事後)を積極的に検討して、ユーザーが人間かどうかを判断する」。米CNETは、Invisible ReCAPTCHAの仕組みに関するさらに詳しい情報を求めてGoogleに問い合わせたが、現時点で回答は得られていない。
Invisible ReCAPTCHAの利用に関心があるウェブサイトの関係者は、Googleのウェブサイトで登録できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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