Microsoftが、最新の人工知能(AI)チャットボット「Zo.ai」への先行アクセスを、メッセージアプリ「Kik」のユーザー向けに提供している。
Zoは、Microsoftが3月に短期間で公開を停止した「Tay.ai」チャットボットの後継だ。Tayはユーザーによって人種差別やヘイトに満ちた発言をするように誘導され、停止に追い込まれた。今回のZoについては、MSPowerUser.comが米国時間12月4日のブログ記事でプレビュー公開されていることを報じた。
Zoのプレビュー版を試したKikユーザーは、このMicrosoftの最新チャットボットが現時点では厳しい制限をかけられているのに気づく。おそらく前回のTayのように大暴れするのを防ぐためだろう。Zoが話をしたがらない話題の1つは「政治」だ。
Zoを「Skype」やその他のネットワークでも提供する予定についてMicrosoftに問い合わせたが、回答は得られていない。
MicrosoftのTechnology and Researchチームと「Bing」チームが開発したTayは、18~24歳のユーザーをターゲットにしていた。Bingチームはそれ以前にも会話ボット「Xiaoice」を中国向けに開発しており、同社はこれを「『Cortana』の妹」と呼んでいた。Tayは、Microsoftによって停止されるまでは「Twitter」、「Snapchat」、Kik、「GroupMe」で提供されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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