フィットネストラッカー市場をリードするFitbitが、苦境に陥っているスマートウォッチメーカーPebbleを買収することでまもなく合意するという。The Informationが米国時間11月30日の記事で報じた。買収金額は不明だが、The Informationの情報筋らによると、「低い金額」になる見込みだという。
スマートウォッチ市場が低迷しつつある中で、FitbitはPebbleに関心を示している。IDCのウェアラブル機器を対象とするアナリストらのレポートによると、2016年第3四半期(7~9月)のスマートウォッチ出荷台数は、前年同期と比べて約52%減少したという。
Pebbleは2015年2月に立ち上げたクラウドファンディングプロジェクトで絶大な人気を博し、スマートウォッチ「Pebble Time」で2000万ドルを超える資金を調達した。Pebbleは、同社のスタンダードなスマートウォッチと「Pebble Steel」の需要が非常に高いと報告していた。
しかし、Pebbleが最初のスマートウォッチを2012年に発表してから時代は変化している。Pebbleは、Appleやサムスン、LG、Motorola、Microsoftといった有名メーカーとの一層厳しい競争に直面している。Pebbleは3月、従業員を25%削減することを発表していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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