ウェアラブルをめぐる戦いでは、フィットネスバンドのようなシンプルなウェアラブル機器が、高性能のスマートウォッチを圧倒していると、市場調査会社が発表した。
IDCによると、ウェアラブル業界におけるFitbitの「優位は変わっていない」という。ウェアラブル市場全体では、2016年4-6月期は前年同期比で26.1%成長した。
ただし、業績が好調なのは、価格の手頃なエクササイズトラッカーなどの「ベーシックなウェアラブル」だという。すべてのウェアラブル機器の出荷数に占める割合は、この3カ月で83%近くに上ったと、IDCは述べている。その一方、「Apple Watch」のような高機能の製品は不振で、サードパーティー製アプリをサポートするウェアラブルの数は対前年同期比で27.2%の減少となっている。
IDCによると、Appleの出荷数は減少しているが、その主な原因は、最初のモデルが発売されてから1周年を迎えた2016年春に、新しいApple Watchが登場しなかったことだという。Appleが米国時間9月7日に開催予定のイベントで、新しい「iPhone」が発表されることはほぼ間違いないが、改良されたApple Watchも登場する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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