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DeNA、「WELQ」騒動で「MERY」以外の9媒体を非公開に--守安社長「私自身の判断の甘さ」

山川晶之 (編集部)2016年12月01日 18時01分
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 ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月1日、医療キュレーションサービス「WELQ」の一連の事態について、同社代表取締役社長兼CEOの守安功氏が見解を発表した。

 同社では、掲載されている医療情報の信ぴょう性や、記事制作におけるプロセスなどから批判が相次ぎ、11月29日にWELQのすべての記事を非公開扱いにしており、医師や専門家のチェックが完了した記事から再度掲載するとしている。

 守安氏は、批判をもとに改めて運用実態を調査したところ、共通する運営体制・方針の9つのメディア「WELQ」「iemo」「Find Travel」「cuta」「UpIn」「CAFY」「JOOY」「GOIN」「PUUL」に関して、マニュアルやライターへの指示などで、他サイトからの文言の転用を推奨していると捉えられかねない点があったとしている。

 同氏は、「このまま記事を提供し続けることは許されないと判断し、本日18時に、9メディアの記事を全て非公開化することを決定致しました」と述べ、今後はMERYを含めたすべてのメディアに関して、守安氏が委員長とするキュレーション管理員会を通し、記事作成のプロセスおよびその中身について精査。メディア運営の在り方を抜本的に見直し、「心の底から自信の持てるプロセスを構築する」としている。

 そのほか、経営責任を明確にするため、守安氏の報酬を減額(月額報酬の30%を6カ月間減額)を決めたとしている。

 守安氏は、「今回の事象に対して、 速やかに対応できず、非常に大きな混乱を招いてしまったのは、私自身の判断の甘さによるものです。私から本件に関してきちんとしたご説明をするのに、このように時間がかかってしまったことを、本当に申し訳なく思っております」と謝罪した。

なぜMERYだけ続投するのか?

 今回、MERYだけ存続させた理由を同社広報部に聞いた。

――MERYだけを続投させた理由を教えてください。

 MERYは9媒体とはオフィスも別の場所にあり、運営方針や運営組織(MERYの運営はペロリ)も異なります。社内で検証した結果問題ないと判断し、続投を決めました。

――MERYでも無断盗用が指摘されていますが、問題は無いと。

 確かに、MERYでもそういったご指摘は頂いておりましたが、指摘を受けて早くから体制を改善しております。万全とは言えませんが、今後も改善していく予定です。

――MERYの改善された体制がほかの9媒体には波及しなかったのでしょうか。

 同じ事業ですので波及はしていました。ただし、運営組織、運営方針が異なることから全てではありませんでした。また、すでに報道でもありますようにマニュアルであったり外部ライターへの指示などで問題があると判断し、9媒体をクローズしました。

――9媒体の再開はいつごろを想定していますか。

 今日、非公開にしたばかりですので、きちんと制限したからには、完全に改善されてからでないとお約束はできません。

――今回の体制見直しを受けて、MERYの体制を変更することは考えられますか。

 今の時点ではないとは言い切れません。MERY以上の対策が立てられた場合は、それに従う可能性はあります。

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