自動車部品サプライヤーのDelphiはMobileyeと提携して、自動車メーカーに販売する自動運転システムの構築に取り組んでいる。そして今回、Intelにも協力を求めた。
Associated Press(AP)の報道によると、IntelがDelphiの自動運転システムに高性能プロセッサを供給する契約が両社の間で交わされたという。このチップが10月に発表された「A3900」なのかどうかは不明だが、A3900はコンピューティングとグラフィックスに関して強力な性能を備えるので、Delphiに提供されるのがこのチップだとしても意外ではない。
自動運転はレーダーからカメラ、レーザー発信器まで、膨大な量のデータをリアルタイムで処理する必要がある。Intelのチップは、自動車メーカーに販売可能な自動運転システムの開発に必要な性能を備えている、とDelphiはAPに述べている。Delphiが自社ブランドの自動運転を販売する予定はない。
今回のニュースは、ラスベガスで「Consumer Electronics Show」(CES)が開催されるわずか数カ月前というタイミングで報じられた。CESで、DelphiとMobileyeは「自動運転の最も複雑で現実に即したデモ」を行うことになっている。このデモでは、6.3マイル(約10.14km)のサーキットを使って、運転システムの能力が示される予定だ。このシステムは2019年に生産準備が整う見通しである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果