次期「iPhone」向け有機ELディスプレイ、すでに多数のプロトタイプを検討か

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2016年11月29日 08時49分
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 「iPhone」は好きだが、サムスンの「Galaxy S7 Edge」のような曲面ディスプレイが搭載されていたらいいのにと思う人もいるだろう。2017年には、その希望がかなう可能性がある。

 The Wall Street Journal(WSJ)の記事によると、Appleは「同社モデルの差別化を図り」、サプライヤーらに対して「さらに薄い有機EL(OLED)ディスプレイの製造を増やし、サムスン製品よりも解像度の高いプロトタイプのスクリーンを提出するよう求めている」という。

 2017年は、iPhone発売10周年の記念すべき年になるが、スマートフォン販売が鈍化する中、Appleは本当に特別な何かを提供しなければならないというプレッシャーを受けている。ディスプレイは、同社が模索している分野の1つだ。

 しかし、WSJの記事では、「このモデルは検討されている10種類以上のプロトタイプのうちの1つであるため、Appleはこのモデルをリリースしないと判断する可能性がある」として、搭載されない可能性も示唆している。

 Appleがディスプレイに注力するのは理にかなった動きだ。結局、iPhoneでユーザーが最もよく操作するのはディスプレイであり、プロセッサの高速化やメモリの大容量化も確かに重要だが、それらは変更してもエンドユーザーには直ちに明らかな効果は現れない。

 しかし問題は、現時点で有機ELディスプレイを量産できるメーカーはサムスンだけということだ。Appleが有機ELディスプレイ搭載iPhoneの量産を開始すれば、そのサプライチェーンが圧迫される可能性がある。

 Appleが間違いなく慎重に検討するであろうもう1つの要素は、有機ELディスプレイが同社の利益にもたらす影響だ。有機ELディスプレイを搭載すれば、iPhoneのBOMコストは約50ドル増加する可能性がある。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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