シャープは11月24日、中国事業を統括する100%出資の子会社「夏普科技(深圳)有限公司(仮称)」(英文名称:Sharp Universal Technology)を中国・深セン市に設立すると発表した。2017年1月3日での設立を目指しており、代表者は藤本俊彦氏。
子会社の事業内容は、電気電子機器・通信機器、応用機器全般、電子部品の製造・販売・開発など。現在、シャープの中国展開については、商品開発、販売および研究開発などに分かれて拠点を配置する事業体制としているが、新会社を核に再編し、業務効率の向上を図る。
また、中国市場において事業展開している鴻海精密工業グループとの相乗効果を発揮させる狙いもある。シャープでは、子会社に対して役員を派遣するほか、両社間で製品などの売買、開発の委託といった取引を実施する予定だとしている。
今後、経営資源の集中や、鴻海精密工業グループの経営資源の活用などを通じて、中国事業の拡大を図るとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」