HP Inc.が堅調な第4四半期決算(10月31日締め)を発表した。PCの売上高は前年同期比で4%増加したが、苦戦が続くプリンタ事業の売上高は8%減少した。
第4四半期にはノート型PC事業が好調に推移し、デスクトップ型PCも売上高が前年同期比で2%増加したという。一方で、一般消費者向けプリンタとサプライ製品の売上高は減少した。
純利益は4億9200万ドル(1株あたり30セント)で、売上高は125億1200万ドルと、前年比で2%増加した。非GAAPベースの利益は1株あたり36セントだった。アナリスト予想では、第4四半期決算の利益が1株あたり36セント、売上高が119億ドルだった。
2016年度通期で見ると、継続事業に関する純利益は26億6600万ドル(1株あたり1.53ドル)、売上高は482億3800万ドルとなり、前年比で6%下落した。HPの最高経営責任者(CEO)を務めるDion Weisler氏は声明の中で、同社は中核事業に集中するという戦略を確実に実行したと述べている。
今後の業績見通しについて、HPでは2017年度第1四半期の非GAAPベースの利益を1株あたり35~38セントと予測している。これに対し、アナリスト予想は1株あたり38セントだった。2017年度通期では、非GAAPベースの利益を1株あたり1.55~1.65ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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