Facebookは、ボットを強化したいと考えている。
最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は2016年、Facebookの最も重要なカンファレンス「F8」において、チャットボットへの大規模な投資の詳細を明らかにした。これらのチャットボットは、人工知能(AI)を利用してユーザーとテキストでやり取りし、ミーティングのスケジュール調整から靴の購入まで支援するというものだ。
そしてFacebookは目下、ボットを開発するソフトウェア開発者への支援を強化したい考えだ。米国時間11月14日には、同社のボット構築プラットフォーム「Messenger Platform」向けに無料分析ツールを提供すると発表した。
Facebookによると、Messenger上ではすでに、3万3000超のボットが企業によって構築されているという。ボット開発者は新しい分析ツールを利用して、年齢や性別、教育水準、パートナーの有無、世帯収入、小売支出といったボットユーザーの属性を測定できるようになる。ただし、これらの情報はあくまで匿名かつ集合的なものだと同社は強調している。
これは「Facebook Messenger」ユーザーからすると、ボットが少し賢くなるという期待をもたらすものであり、またボット開発者にとっては、ボットをユーザーに合わせてより細かく調整できるようになる可能性がある。
Facebookは今後、人々が企業の助けを必要するときに、カスタマーサービスに電話するよりも、ボットとテキストで会話するようになると考えている。また最近では、「Octane AI」や「Chatfuel」など、誰でもFacebook Messenger上でチャットボットを構築できるDIYツールを提供するアプリが登場している。
さらにFacebookは14日、初期のモバイル企業のアプリ開発を支援する「FbStart」プログラムに、ボット開発者を受け入れると発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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