どうやら、GoogleのドローンにStarbucksのコーヒーの配達を頼むことはできないようだ。
米国時間11月8日、Bloombergが報じたところによると、現在はGoogleの親会社Alphabetの傘下に置かれているドローン配送プログラム「Project Wing」が、経費節減の一環としてStarbucksとの提携を終了したという。予算がカットされた結果、新規採用は凍結され、スタッフを他のプロジェクトへ異動させる動きもあると、この記事は伝えている。
Alphabetの研究開発部門Xは以下のようにコメントした。「Project Wingには、物理的な物体を世界中で移動させるときに生じる問題を、大幅に減らすことができる可能性がある。現在われわれが取り組んでいるのは、この技術を次の段階へ発展させることであり、これまでと同様、無人航空機システムによる配送に関して考えられるあらゆる使用事例について、きわめて幅広い視野で検討している。まだ残された課題は多いものの、上空を開放し、より速く、より効率的な物資の運搬を目指すことは、追求する価値のある大きな挑戦だと信じている」
また、暫定的にProject Wingのリーダーを務めているAstro Teller氏は、9月のブログ記事で、Project WingのようなXが手がけるプロジェクトは、発展するにつれて、どうしても進むべき道が変わってくるものであり、その進歩は「直線の走路を突っ走る短距離走者というより、むしろタッキングしながら風上へと進むヨットのように」見えるものだと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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