「iPhone」の次期モデル「iPhone 8」に、ワイヤレス充電機能が搭載されるかもしれない。
これまでにも、Appleが同社のスマートフォンにワイヤレス充電を採用するとの報道はあった。だが、Nikkei Asian Reviewの報道によると、Appleの主要な製造パートナーであるFoxconn Technology Groupが、2017年発売のiPhone用としてワイヤレス充電モジュールを生産するという。
ワイヤレス充電は数年前に実用化された技術で、サムスンなどのメーカーは、早い時期からこれをスマートフォンに採用してきた。Apple製品で使われた例は、これまでのところ「Apple Watch」のみだが、これまでの報道によると、同社は複数のワイヤレス充電関連企業からエンジニアを引き抜いており、2017年はこの技術が表舞台に立つ年になることを示唆している。
2017年は、初代iPhoneの発売から10周年にあたる。これに合わせて、Appleが目玉になるプランを用意している可能性は十分にあり、ワイヤレス充電もそれに含まれるかもしれない。
Nikkei Asian Reviewの記事はまた、iPhone 8が曲面形の有機ELディスプレイを搭載すると予想している。Appleはこれを認めていないものの、シャープ社長の戴正呉氏が10月下旬に行ったスピーチで、次期iPhoneが有機ELディスプレイを採用することに言及したからだ。
Nikkei Asian Reviewによると、Foxconnはすでに次期iPhoneのワイヤレス充電モジュールを生産を始めつつあるという。とはいえ、一般に向けて市販されるスマートフォンに、そのモジュールが使われるとは限らない。この記事が引用した消息筋の話では、モジュールが市販品に採用される可能性は、「今後Foxconnが、歩留まりを十分なレベルまで高められるかどうかにかかっている」という。つまり、このモジュールが最終製品に採用されるためには、Foxconnがもう少し製造技術の水準を上げる必要があるということだ。
本稿執筆時点までに、Appleは米CNETからのコメント要請に応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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