ピクスタは11月2日、ストックフォトサイト「PIXTA(ピクスタ)」で販売されている画像のうち、1500万点以上の写真やイラスト素材を、マイクロソフトのプレゼンテーション用アプリ「PowerPoint」上で自由に検索、購入できるアドオン「PIXTA for Office」を、2017年1月に提供すると発表した。
「Microsoft Office 2016」を導入している法人が対象となる。利用料金は、「毎日25ダウンロードプラン(1年更新)」が月額2万9700円。「毎日25ダウンロードプラン(30日更新)」が月額3万7800円。「30日間250ダウンロードプラン(30日更新)」が月額5万8320円。いずれも税込みとなる。今後は、画像を1点ずつ購入できる単品プランの提供も予定している。
このアドオンは、PIXTAで販売されている画像のうち、1500万点以上の写真やイラスト素材を、PowerPoint上で自由に検索、購入できる機能。Officeストアより「PIXTA」を選び、無料でダウンロードすることで使用できる。
PowerPointで制作中は、テストデータ(カンプデータ)として透かし(ウォーターマーク)の入った画像素材を無料で挿入できる。画像をはめ込み、使用が確定してから透かしのない本番データを購入することで正規利用が可能となる。また、挿入した画像は、拡大・縮小・切り取り(トリミング)など、PowerPointの機能を使った加工にも対応している。
これまでPowerPointでは、「クリップアート」としていくつかの画像素材を無料で提供していたが、2014年12月にこれを終了。Bingイメージ(ウェブ上の無数のクリエイティブコモンズライセンスの画像にアクセスできる機能)や、海外ストックフォト事業社からの拡張機能によって需要に応えるように方向転換していた。
その一方で、日本の人や文化、風景、嗜好にマッチした画像素材は不足がちで、国内のPowerPointユーザーの需要に完全には応えられなかったことから、ピクスタが日本のストックフォト事業社として初めて、拡張機能を提供することになったとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」