写真、イラスト、動画素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタは2月12日、新たな事業として、撮影希望者とフォトグラファーをつなぐ出張撮影マッチングサービス「fotowa(フォトワ)」を2月29日に開始すると発表した。サービス開始に先駆け、事前会員登録を受け付けている。
fotowaは、個人向けの出張撮影マッチングサービス。七五三やお宮参り、入園/入学、卒園/卒業、成人式などに加え、誕生日などの記念日やプライベートのひとコマまで、撮影してほしいタイミングで、自分で選んだフォトグラファーを呼べるという。
撮影所要時間は1時間。依頼料金(フォトグラファーの交通費含む)は平日が税別1万9800円、土日祝日は税別2万3800円。提供写真枚数は75枚以上。サービス提供地域は首都圏近郊(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)。なお、2017年より全国での展開を予定している。
fotowaのサービス開始当初は、ユーザーがフォトグラファーを検索して指名する形でマッチングをするが、今後、フォトグラファー募集機能や、フォトグラファーが撮影依頼を検索して撮影を提案できる機能を追加する予定だ。また現状では、撮影した写真データはオンラインでの受け渡しのみを予定しているが、将来的にはオンライン上での写真管理やSNS共有などの機能、プリント商品の提供も視野に事業展開を進めていくという。
同社によると、現在、個人の撮影サービス市場は拡大しており、子ども写真館市場だけでも、675億円の市場規模があるという。昨今では、SNSでの写真共有文化の浸透も追い風となり、ブライダルやカップルなど大人向けの写真撮影市場が拡大。これまでは、写真館・スタジオで衣装を借りて、背景紙の前で撮影するのが主流だったが、より自然体で撮影する写真のニーズが高まっているそうだ。
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