中国企業のLeEcoがサンフランシスコで米国時間10月19日、85型テレビ、仮想現実(VR)ヘッドセット、自動運転車、メディアストリーミングプラットフォームなどさまざまな製品を発表した。これに加えて、「Le Pro3」と「Le S3」という2種類のスマートフォンも披露している。
2機種のうちより高機能な5.5インチのLe Pro3は、Qualcommの「Snapdragon 821」プロセッサ、4GバイトのRAM、および64Gバイトのストレージを搭載している。そのほか、16メガピクセルの背面カメラ、8メガピクセルの前面カメラを搭載。さらに4070mAhという大容量のバッテリを搭載したうえ、Qualcommの「Quick Charge 3.0」テクノロジを採用することで、20分間で全容量の33%まで充電が可能だという。
その他の特徴として、1080ピクセル解像度、指紋読み取りセンサ、USB Type-Cポートも備えている(LeEcoは2015年に発売した「Le 1 Pro Superphone」で、Type-Cポートをいち早くスマートフォンに搭載した企業の1つだ)。
LeEcoが発表したもう1つのスマートフォンはLe S3だ。このモデルも同じく5.5インチで1080ピクセルのディスプレイや同等のカメラ性能を備えているものの、一部のハードウェア性能は抑えられている。搭載されているプロセッサは「Snapdragon 652」、RAMは3Gバイト、内蔵メモリは32Gバイトだ。
両デバイスの最大の強みは価格だ。Le Pro3は399ドル、Le S3は229ドル。ただし、廉価なハイエンドモデルはこれだけではない。中国を本拠とするもう1つの野心的なスタートアップ企業が発売した「OnePlus 3」も、価格は399ドルだ。それでも、Appleの「iPhone 7」やサムスンの「Galaxy S7」、Googleの「Pixel」など、700ドル以上する他社のフラッグシップモデルと比べればかなり安い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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