Facebookは米国時間10月19日、複数の新機能を追加した。映画の鑑賞券およびコンサートやフェスティバルなどのイベントのチケットを購入したり、水回りの業者から見積りを取ったり、Facebookのコメントで友人におすすめのレストランを教えてもらったりできる(それも地図付きで)というものだ。これらの変更は、まずは米国のユーザー向けに提供される。
長年Facebookに在籍し、現在は広告およびビジネスプラットフォーム担当バイスプレジデントを務めるAndrew Bosworth氏は、カリフォルニア州サンフランシスコで開かれた記者会見の席上で、スマートフォンを片手に次のように述べた。「(新機能は)このデバイスの能力で十分に対応でき、(こうした情報を)ユーザーに届けるために必要な情報も、すでにこの中にある」
ブランドや企業向けのFacebookページは刷新され、これによりユーザーはTicketmaster、Eventbrite、Fandangoとの提携を通じて、これらのページから直接イベントや映画のチケットを買えるようになる。また、Delivery.comやSliceのような宅配注文サービスを利用しているレストランのページから、食べ物を注文することもできる。さらには美容院やスパなどの料金見積りや予約をしたり、Facebookのチャットアプリ「Messenger」を使って、店舗と相談の上で予約時間を決めたりすることも可能だ。HomeAdvisorのようなマネジメントサービスを利用している企業については、その場ですぐに予約を入れることができる。
さらにユーザーがFacebook上の友だちからより気軽に提案や推奨を受けられる、「Recommendations」と呼ばれる新機能も発表された。たとえば、ユーザーが「サンフランシスコでおすすめのデートスポットはどこ?」と投稿すると、今後はこの機能をオンにしておけば、Facebookの友だちがアイデアを提案でき、しかもそれが地図上に表示される。
Bosworth氏によれば、この新機能を使って得た店舗などの売り上げの一部を、Facebookが受け取ることはないという。ただし、いずれ収入に結びつける可能性はあると、同氏も認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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