IBMは、予測を上回る2016会計年度第3四半期決算(9月30日締め)を報告した。クラウドや「Watson」など比較的新しい事業が、旧来の事業の低迷を埋め合わせた。
第3四半期の売上高は、前年同期からほぼ横ばいの192億ドルで、利益は29億ドル(1株あたり2.98ドル)。非GAAPベースの利益は1株あたり3.29ドルだった。
アナリスト予想では、第3四半期の売上高が190億ドル、非GAAPベースの利益が1株あたり3.23ドルとされていた。
IBMによると、同社の「戦略的事業」(クラウド、アナリティクス、モビリティ、セキュリティ)による売上高は80億ドル。さまざまなアズ・ア・サービスなどを含むIBMのクラウド事業の売上高は34億ドルだった。
IBMの決算報告書で最も注目すべき点はおそらく、クラウド・アズ・ア・サービスの年間売上高が75億ドルに達する見込みであることだ。
最高経営責任者(CEO)のGinny Rometty氏は、顧客によるIBMのクラウド、Watson、ブロックチェーン技術の導入が進んだと述べた。
IBMは通期の非GAAPベースの利益が1株あたり13.5ドル以上になる見込みだと予想している。この見通しは、同社による以前の予測に沿うものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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