「アイマス シンデレラガールズ」4thライブが開催--PS VR向けDLCや新作アニメ情報も - (page 2)

 シンデレラガールズのキャスト陣による単独ライブは4回目で、今回は9月に開催された神戸ワールド記念ホールとさいたまスーパーアリーナで2公演ずつ計4公演という、過去最大の規模で行われた。ライブタイトルとなっている「TriCastle Story」には「3つのお城の物語」という意味が込められており、9月に開催された神戸ワールド記念ホールの2公演を「Starlight Castle」と題し、デレステをテーマとしたステージが展開された。

  • お城をイメージしたセットが組まれたステージで、2日間のライブが行われた

 そしてさいたまスーパーアリーナ公演では、1日目を「Brand new Castle」と題し、アニバーサリーライブ初参加のメンバーが多く参加し、初めて披露する楽曲などを中心に展開。そして2日目は「346(みしろ) Castle」と題し、テレビアニメにおけるシンデレラプロジェクトメンバー全員に加え、ユニット参加メンバーも揃えたアニメ関連楽曲を中心に展開。1日目と2日目に出演したキャスト陣が全くかぶらない大規模ライブとなっていた。両日とも客席はファンである“プロデューサーさん”で埋め尽くしたほか、全国各地でライブビューイングも行われた。

フレッシュな顔ぶれで存在感を示した「Brand new Castle」

 Brand new Castleには、一ノ瀬志希役の藍原ことみさん、二宮飛鳥役の青木志貴さん、速水奏役の飯田友子さん、佐々木千枝役の今井麻夏さん、白坂小梅役の桜咲千依さん、藤本里奈役の金子真由美さん、高森藍子役の金子有希さん、相葉夕美役の木村珠莉さん、橘ありす役の佐藤亜美菜さん、中野有香役の下地紫野さん、堀裕子役の鈴木絵理さん、宮本フレデリカ役の髙野麻美さん、小早川紗枝役の立花理香さん、五十嵐響子役の種﨑敦美さん、松永涼役の千菅春香さん、上条春菜役の長島光那さん、向井拓海役の原優子さん、龍崎薫役の春瀬なつみさん、佐久間まゆ役の牧野由依さん、大和亜季役の村中知さん、姫川友紀役の杜野まこさん、大槻唯役の山下七海さん、塩見周子役のルゥティンさん、片桐早苗役の和氣あず未さんらが出演。

  • フレッシュな顔ぶれがそろったBrand new Castle公演

 今回の衣装は統一されたデザインではなく、個々に演じているアイドルたちがカードイラストで描かれている衣装をモチーフとしたもの。アイドルらしいライブ衣装から和服、はたまた警察の制服風衣装といったものまで色とりどりに彩られた衣装でステージに立つ姿は、シンデレラガールズのアイドルたちが持つ個性を強調していたのと同時に、遠目で見ても誰の姿か分かりやすくなっていた。またステージにはお城をイメージするセットが組まれ、モニターだけではなくプロジェクションマッピング風の演出も随所に盛り込まれ、ステージに華を添えていた。

 このあとも初披露となるソロ曲やユニット曲など次々に披露していったが、神戸公演を経験しているキャスト陣も含まれているとはいえ、前述のように4thライブが初参加というキャスト陣が多い中でも、そういったプレッシャーや動きの固さをみじんも感じさせないほどに躍動したステージが展開。特に序盤で披露した24人による「Snow Wings」において、フォーメーションを組みながら歌い踊る姿は圧巻だったのとあわせて、相当な練習に裏打ちされたものとも感じられた。そうした高いパフォーマンスが、アイドルをモチーフにした衣装も相まってか、アイドルを背負って歌う姿が段々とシンクロしていき“その場にいる”ような感覚になっていく。

  • 竹達さんによる「To my darling...」

 特に大きな盛り上がりを見せていたシーンのひとつとして、鈴木さん、和氣さん、山下さんによる「ミラクルテレパシー」が歌い終わったあと、サイキックパワーを使った演出によって呼び出されたのは、アイマスライブ初出演となる輿水幸子役の竹達彩奈さんがサプライズ登場したところ。ソロ曲「To my darling...」を歌い出し、竹達さんの存在がはっきり分かるようになると、会場内にいるプロデューサーさんたちにとっても衝撃的だったのか、歓声をかき消すほどの驚きの声が包み込んでいた。後のトークでもこの出演に緊張していたことや、竹達さん自身も出演を待ち望んでいたことが語られると大きな歓声が包み込んでいた。

  • 今井さん、春瀬さん、久野さんによる「ハイファイ☆デイズ」

 どこをとっても印象に残るステージで、筆者が特に印象的だった場面であり、大きな盛り上がりを見せていたもうひとつシーンが、後半に披露された「ハイファイ☆デイズ」。ここでは本来の歌い手である今井さんと春瀬さんが登場したのだが、2人が「仁奈ちゃーん!」の呼び込みによってセンターに立ったのは、もうひとりのサプライズ出演者である市原仁奈役の久野美咲さん。久野さんにとってもアイマスライブ初出演であり、登場時も驚きのが沸き上がっていたのだが、誰もが一発で分かるほどの特徴的な仁奈ボイスで歌い出すと、さらなる大歓声に包まれていた。

  • 久野さんは引き続きソロ曲「みんなのきもち」も披露

 これに加え、キャスト陣のなかでもひときわ小柄な春瀬さんが、笑顔いっぱいで腕を大きく振ったり全身を使って躍動する姿を見て「あ、薫だ」と感じ、今井さんのメリハリのついた振り付けと的確にステップを踏みながら歌い踊る姿に「あ、千枝だ」と感じられたうえ、キャストが不在だった赤城みりあと櫻井桃華も、ステージ上のモニターにステージ衣装をまとった3Dモデルが登場。3人にあわせて踊る光景は、楽曲をうたうL.M.B.G(リトルマーチングバンドガールズ)のオリジナルメンバー5人がそろって歌っているようで、本来“元気ソング”であるにもかかわらず、涙腺を緩ませるような感覚を味わうことができたぐらいだ。

 今井さんと春瀬さんは神戸公演がアニバーサリーライブ初出演。ここが2公演目となったのだが、そんな2人が後のトークでひどく緊張していた久野さんを励ましたといったことや、このひとつ前にロックンロール楽曲「純情Midnight伝説」を披露したユニット“炎陣”を率いる原さんが、このサプライズ登場に向けて会場を暖めるべくみんなで気合を入れていたといったエピソードも披露。キャスト陣の“輪”というのも感じた次第だ。

 この日は5周年を記念して制作された「EVERMORE」を初公開。全36曲、4時間を超えるライブは新たなアイドルたちの存在感を存分に示すものとなっていた。

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