バンダイナムコエンターテインメントのスマートフォン向けゲームアプリ「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)が、東京メトロ新宿駅メトロプロムナードを“ジャック”。趣向を凝らした展示によって話題を集めている。
デレステは、ソーシャルゲームを基点として多方面に展開している「アイドルマスター シンデレラガールズ」をテーマとしたスマートフォン向けリズムゲームアプリ。アイドルが3Dで歌い踊るステージ演出やコミュニケーション要素などを盛り込んだタイトルとなっている。
今回の施策は配信1周年を記念したもので、全長約80mの東京メトロ新宿駅メトロプロムナードをデレステの世界観で包み込むというもの。9月12日から開始されており、18日まで展開する。
壁側には巨大ポスターの掲出のみならず、マスコットキャラの巨大ぬいぐるみ人形、このために制作されたミニキャラ“ぷちデレラ”の特別映像や、大型LEDパネルでアイドルたちが歌い踊るステージを映し出すゲーム中のMV(ミュージックビデオ)の上映、日替わりのパネルなどさまざまな展示がずらっと続いている。ほかにも、30本の柱にはほぼ等身大のアイドルたちの柱巻きポスターを掲出したり、床にはレッドカーペット風のフロアシート、天井にもアイドルの属性をモチーフにした飾り付けも行うなど、空間全体で世界観を演出したものとなっている。
ジャックした広告展開自体は珍しいことではないものの、今回の施策では展示会さながらの内容で、初めて掲出するものやほかでは見ることのできないものが多く、ファンである“プロデューサーさん”の心をつかむような興味や関心を引くものがちりばめられた。12日の展開開始から話題となった。思い思いに展示物やお気に入りのアイドルが掲出された柱をスマホなどで撮影していく光景が見受けられ、時間帯によっては多くの人だかりができる状態に。なかには特定の演出を見たいために長時間滞在している人もいるという。
今回の施策や話題となっている状況について、バンダイナムコエンターテインメントの担当者は「今回の新宿プロムナードジャックは、プロデューサーさんに喜んでいただきたいとスタッフが一丸となってデレステの世界感を作り込んだものであり、創意工夫を凝らした演出で、デレステのテーマパークのような空間となった。見に来てくださった方が笑顔で楽しんで頂き、短期間にも関わらず何度も足を運んでいただいている方がいるのは、感謝の気持ちを込めた演出がみなさまに受け入れられたからではないか」と語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス