アイドルマスター好きな記者が独断と偏見で見たスマホリズムゲーム「デレステ」

 CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。第39回は、主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。今回はバンダイナムコエンターテインメントからリリースされているスマートフォン向けゲームアプリ「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)を取り上げる。

 本作はソーシャルゲームを中心に展開している「アイドルマスター シンデレラガールズ」をテーマとした、俗に“音ゲー”と呼ばれるリズムゲーム。シンデレラガールズのアイドルたち80人以上が登場し、30曲以上の楽曲を収録。加えてカード収集と育成要素を盛り込み、アイドルとのコミュニケーション要素も用意されている。2015年9月から配信を開始し、12月にはダウンロード数1000万を突破するなど、人気を集めている。

王道のリズムゲームとアイドルが3Dで歌い踊るステージ演出

 メインとなるリズムゲームのLIVEパートでは、あらかじめ5人のアイドルでユニットを編成し、楽曲を難易度を選択してスタート。楽曲が流れるなかで、画面上部から丸の形をしたアイコンが発射され、5カ所あるアイドルの顔が描かれたターゲットとなるアイコンと重なったところでタイミングよくタッチしていく。タイミングによってPERFECTやGREATといった判定がされ、タイミングがあわないと画面左上のライフゲージが減っていき、0になると楽曲の途中でもLIVE失敗として終了してしまう。

  • あらかじめアイドル5人を選んでユニット編成を行う

  • LIVEパートをプレイするには、それぞれに定められたスタミナが必要

  • タイミングによってPERFECTやGREATといった判定がなされ、その回数が結果画面で表示される

「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)
曲にあわせて、画面上部から流れてくる丸のアイコンが、アイドルの顔が描かれたアイコンと重なったところでタイミングよくタッチしていく

 タッチ操作は基本となるタップのほか、長押しや同時押し、さらにはスライドという要素まで盛り込まれている。スライドは右ないしは左の矢印の方向に指をスライド(フリック)するというもので、時折ひとつふたつ出てくるだけではなく、難易度が高くなると5つのアイコンを横断するように操作するものもあり、単にタップしていくだけではない遊びの幅を持たせている。

 LIVEパートで目をひくのが、シンデレラガールズのアイドルたちが3Dモデルで歌い踊る演出だ。ちゃんと5人がステージに立ってパフォーマンスを行うほか、ステージのセットでも電飾による演出、カメラワークにしても定点位置に固定されているものではなくダイナミックに動いてアイドルに寄ったり、さらにはステージ側からの視点で客席のサイリウムを映し出すようなものもあり、それを見ているだけでも楽しめるぐらいだ。

 演出が凝っている分、端末によっては快適に遊べない環境も想定されており、端末のスペックにあわせて3Dと2Dで2つずつ、計4つの動作設定が設けられている。そのため低スペックの端末でも、LIVEパートを快適に遊ぶことは可能だ。2Dモードでは背景グラフィックが2Dとなり、2頭身の“ぷちデレラ”がステージを彩る。

  • タップだけではなく、右ないしは左の矢印の方向にスライドする要素も

  • 端末のスペックにあわせてLIVEパートの動作設定が可能

  • 2Dモードではデフォルメされた“ぷちデレラ”が登場する

 難易度も4段階用意され、初心者から上級者まで幅広く遊ぶことができる。あらかじめ3段階の難易度が選べるため、リズムゲームを遊び慣れているユーザーが、高難易度を開放するために低難易度から遊ぶといった手間はかからない。そしてPROの難易度をクリアすると高難易度のMASTERが開放され、それをクリアすると、MV(ミュージックビデオ)の項目が選択可能となる。MVはスタミナを消費しないので、好きなユニットを組ませて心ゆくまでステージシーンを眺めることもできる。

  • MVではお気に入りのアイドルを選んで、心ゆくまで歌って踊る姿を堪能できる

  • カメラアングルは個々のアップはもとより、ステージから客席を映し出すシーンもあるなど、かなりダイナミックに動く

  • ちなみにステージ衣装は白を基調としたものだが、レアリティがSSレアのアイドルの場合、それぞれ固有の衣装でステージに立つ

ゲームを彩るアイドルたちと素顔が垣間見えるコミュ

 リズムゲームだけではなく、本作を彩るアイドルたちも重要な存在。そんなアイドルたちの素顔が垣間見える「コミュ」も充実している。ストーリーコミュは、アイドルたちの日常やステージに立つ姿を描いた成長物語。これを読み進めて行く途中でLIVEパートが挿入され、新曲が開放されるようになっている。このほか、ゲーム内イベントにそった特別ストーリーが展開されるスペシャルコミュも用意されている。

 もうひとつ、アイドルコミュも存在する。ストーリーコミュやスペシャルコミュはアイドル同士の姿など作品全体を描いた物語とするなら、アイドルコミュはアイドル個人の物語。なぜ事務所に入ったのか、アイドルになった経緯など、より個人にスポットライトを当てた内容となっている。なおコミュにおいて全般的にボイスの付いているアイドルであれば、フルボイスで収録されている。

  • シンデレラガールズの世界観全体を描いているストーリーコミュ

  • アイドルとプロデューサーが1対1で向き合うアイドルコミュ

  • 定期的に行われているゲーム内イベントにそったスペシャルコミュ

 アイドルには「キュート」「クール」「パッション」という3つのタイプがあり、個々にボーカル、ダンス、ビジュアルのステータスが設定されている。また楽曲にも3つのタイプのほか、全てのタイプに対応した曲が用意されている。基本的に、楽曲のタイプにあわせたアイドルをそろえてプレイするほうがリズムゲームのスコアは高くなりやすい。

 アイドルのパラメータは、ほかのアイドルと一緒にレッスンすることでレベルが上がる一方、レッスン相手となったアイドルはいなくなってしまう。なお、トレーナーチケットと呼ばれるアイテムを使用することでも上昇する。またユニットに入れてLIVEパートをプレイすることによって上昇する親愛度がMAXになると、特訓によってアイドルの衣装が変化するとともにレベルの上限が開放されステータスも上昇。専用のアイドルコミュも開放される。アイドルは主にリズムゲームやガシャで入手する。 

  • ガシャには、レアリティと能力の高いアイドルが手に入りやすいプラチナガシャと、友情ptで引くことができるローカルガシャの2種類が用意

  • アイドルにはそれぞれパラメータが設定。基本的にレアリティが高いと数値が高く、リズムゲームが有利になる特技も持っている

  • LIVEパートは、同じタイプのアイドルでユニットを編成したほうが、スコアが高くなりやすい

  • アイドルは、ほかのアイドルと一緒にレッスンすることでレベルが上がる

  • レッスンパートナーには、リズムゲームなどで手に入るトレーナーチケットも使用可能

  • 親愛度は一定の数値に達すると演出が入り、MAXになるとステータスも上昇する

 本作ではカードバトルタイプのソーシャルゲームでよく用いられている“同じカード同士2枚で特訓を行う”というシステムではなく、特定の特訓アイテムを消費することで、特訓ができるようになっている。そのため専用のアイドルコミュを見るだけであれば、2枚集める必要はない。ちなみに同じカードを複数保有している場合、特訓とは別の「スターレッスン」によってスターランクを上げることが可能。LIVEで獲得できるマニーの量が増加するなどといったメリットがある。

  • 同じカードを用意するのではなく、特定のアイテムによって特訓ができる

  • 特訓を行うと演出とともに「+」の状態となり、ステータスもアップする

  • 同じイラストまたは特訓前後のアイドル同士でスターレッスンを行うこともできる

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